当ブログではアフィリエイト広告を利用しています。

フィンランドの学校のルール – ピアスや頭髪がピンクでもOK?

フィンランドへ旅行した際に、バスに乗っていて驚いたことがあります。バスに乗り込んだ小学生の少年の耳に光っていたのは大きなピアスでした。

辺りをよく見たら色々な場所で同じような光景がありました。日本の文化とは、大きく違ったため「それ、いいの?」と思ってしまうほどでした。他にも派手な洋服、ピアス、染めた髪の毛の子がたくさんいたのです。

フィンランド人の友達と会話をしたら「そうね、私も小学校でイロケーシしてたなぁ。」との思い出を語り出しました。「イロケーシ」はフィンランドでトサカのような髪型のことです。それもトサカの部分だけ髪の毛を残してあとは坊主に剃ってしまうという独特な髪型。別に不良ではなかったそうですが、今は普通の大学生なのに何で?と思ってしまいました。

そんな日本とは違った文化を持つフィンランドですが、学校での細かいルールは特に存在しなく、基本的に自由だというのです。

今回の記事では、フィンランドの学校のルールについて紹介します。日本とは、大きく異なるため驚くこともあるかもしれませんね。

フィンランド一人旅行をしたい方は、以下でおすすめのホテルを紹介しています。

ヘルシンキの一人旅におすすめ!オメナホテルを紹介|フィンランド旅行

スポンサーリンク

フィンランドの学校は制服はなく、ルールもゆるい

フィンランドの一般的な学校では指定された制服はなく、普段遊びに行くような服装での登校が許可されています。

ただし、あまりにも非常識な洋服は禁止されることもあります。

あくまでも先生の判断で、実際注意されることは少ないようです。

日本とは、違い海外特有の自由さがあるので、個人の考え方が尊重されているのかもしれませんね。

フィンランドでは、個性的なファッション、化粧、派手な髪型、なんでもあり!

フィンランドの学校ではどんな格好でも、ほとんどの場合大丈夫です。

小学校から高校に渡って、髪の毛やピアスなど何をするかは生徒の自由です。子供は自分の両親に反対されない限り、髪の毛をピンクに染めてパンダのような濃い化粧で登校しても全く問題ありません。

ピアスやタトゥーも学校から禁止されていません。

ですが、タトゥーとピアスのお店はほとんどの場合、年齢制限が設定されています。

15歳以下でタトゥーやピアスをやってもらうのは難しいです。18歳の成人になるまでは親の許可がないとできないようです。

タトゥーを18歳未満でやっている人は少ないですが、普通のピアスは、成績の良い子でも小学校でやってもらう子供が多いです。

日本では到底考えられない文化です。

フィンランドの学校にも少しだけルールもある

比較的に、自由さのあるフィンランドの学校ですがもちろんルールもあります。

フィンランド留学や在住予定の方は、チェックしておきましょう。

裸足で登校はダメ

当たり前と思うかもしれませんが、フィンランドの校内では靴を履かなくてもいいですし、靴を履いてはダメな学校もあります。

ただし、靴を履かないで裸足での登校はダメです。

小学校は校内用の靴がなければいけない場合が多いですが、中学校と高校は土足です。

過度な露出はダメ

過度というのは、胸が開いたタンクトップを着ても全く問題ないのですが、明らかに裸と言える格好はいけません。

従って、Tシャツを全く着ないで登校するのはダメです。

下着だけでもちろんダメです。

要するに、公共の場で警察に注意されない程度であればオッケーです。これは当たり前のことかもしれませんね。

学校内で帽子をかぶるのは注意

男性は学校の中で帽子をかぶるのはマナー違反ですが、男女とも注意されることがあります。

気にしない先生もいます。

高校の生徒の中には一度もニット帽を外さなかった男の子もいたようです。

日本だと被ってはいけないのでこちらの当然と言えるでしょう。

学校内で、コートが禁止?

学校によって教室や食堂の中でコートを着るのは禁止されています。

もちろん、学校の中が寒かったら着てもいい場合があります。

上のようなのはちょっとした決まりなので、厳しいルールはほとんどありません。

先生によってきまりも違います。

優しい先生が多いのでルールが無いと言っても良いのかもしれません。

ほぼ全ての人が真面目なので、下品な格好で学校へ登校するわけではありません。

フィンランド人によって「ダメ」と思う格好は違う

露出が多いと先生に嫌われるというのもあるようです。

タンクトップの上にTシャツを着た方が無難だと思う人が多いようです。極端に短いショートパンツは控えた方がいいという意見もあり、他の生徒に嫌がれる可能性もあるかもしれません。

以前、2012年にフィンランドのノウシアイネンにある学校は女性の服装について生徒の家族に通告を送ったようです。理由は、かなり派手な格好で登校してきたことです。学校によると女性の格好は「半分裸」や「学校よりビーチ向け」という感じでした。

それについて学校の校長先生はこうコメントしました。

「生徒の服装を規制したいわけではないですが、本当に半分裸といった格好で学校に来るのは男性に対してもよくないかと思います。」と男子生徒が興奮してしまうのではないかとの指摘。

このコメントに対する批判はもちろん大きかったのです。

「女性の問題じゃないでしょ。」、「フィンランドって自由の国じゃなかったっけ?」というような対立した意見もあったそうです。

昔のフィンランドはもっと厳しかった

今から何十年間も前に、フィンランドの学校のルールはもっと厳しかったのです。

女性は長めのスカートを履いて、男性は髪の毛が長かったら先生に叱れる時代でした。80歳ほどの年配の方に聞いたところ、「自由になんでも着ていいのはありえない。」と言っていました。

この点は、日本も同じような感じだったことでしょう。

しかし、全く同じ話を50代の女性にしてみたら、なんと現代と変わらない雰囲気だったようです。学校に通っていたのは40年も前のことですが、ルールは特に厳しくなかったとか。ファッションや髪型はなんでもオッケーだったようで、どんな格好をしても注意されることはなかったみたいです。

やはりフィンランドの学校の自由という歴史は長いようです。

さいごに

今回の記事では、フィンランドの学校のルールについて紹介しました。

フィンランドの学校は色々な意味で日本の学校より自由です。

派手な格好で登校しても特に問題はなく、注意されたら逆に注意した方が悪い立場になることが多いのです。正式なルールが少ないので何もかも生徒や親、先生の判断次第。

このような日本では考えられないフィンランドのシステムをどう思いますか?

スポンサーリンク

コメントする