日本では、たくさんのカタカナ(和製)英語が使われています。
例えば、世界中の人が持っているスマートフォンや最近話題のAI(エーアイ)などは、外国人でも理解できるワードだと言えるでしょう。これらは、外国人の発音に似ているため通じることがほとんどです。
しかしながら、日本人が当たり前のように使っている単語でも海外では、通じないことがたくさんあります。
海外旅行や外国人と話す機会があった時に、ジェスチャーで伝わることもありますが、全く伝わらないなんてことも。
今回は、「海外では通じないカタカナ(和製)英語10選」を紹介していきます。
日本人が日常からよく使う、勘違いしやすい和製英語なので、覚えておきましょう。
以下は、僕が学生の時に利用していた英単語です。これを全て覚えたことによって劇的に英語力が向上したので、英語初心者の方には、すごくおすすめです。
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1.ジュース(Juice)
日本では、甘い飲み物にはジュースという言葉が使われることが一般的です。
炭酸などの飲み物も日本人は、ジュースと呼びます。
しかし英語圏では「ジュース(juice)」というとほとんどの場合、炭酸飲料やスポーツドリンクなどは含まれません。果物のジュースやベリージュースという意味で使うことが圧倒的に多いです。
炭酸飲料と言いたい時は「Carbonated beverage」というと誰でも分かりますが、一般的に使われている言い方は「Soda」や「Pop」、「Soft drink」というような短い言い方を使います。
2.サイダー(Cider)
サイダーは、日本と違ってアルコール飲料のことを言うのがほとんど。
稀にりんごで作られたジュースのことも言いますが、普段はアルコールのことを指します。
未成年は、アメリカのレストランで「サイダーが欲しい」と頼まないでくださいね。
パスポートなど身分証の提示を求められてしまいます。
3.コンセント(Consent)
日本では、プラグを挿す部分をコンセントと呼びます。
アメリカでコンセントと言うと、全然違う意味になってしまいます。
「Consent」は承諾や同意などの意味です。
ホテルで「Where is consent?」というと理解してもらえないかもしれません。
正しく言いたい時は、Power outlet(アメリカ)あるいはPlug socket(イギリス)と伝えると理解してもらえます。
海外旅行で、コンセントが壊れているとiPhoneやパソコンの充電ができないので重要な英単語ですね。
4.サイン(Sign)
有名人のサインをもらいたくてサインプリーズと伝える人が多いです。
サインと言うと、場合によっては中指を立てる良くないサイン(sign)のことだと勘違いされる可能性があります。
英語でサインって言いたいときはちゃんとシグネチャー(signature)もしくは、オートグラフ(autograph)と言いましょう。
signという言葉を使うこともできますが、動詞として「Can you sign this?」のように聞いた方が無難です。
5.バイキング(Biking, Viking)
日本語ではみんな大好き、バイキング。
食べ放題のことを言うのですが、英語では同じ発音を使ってしまうと自転車に乗る(biking)、あるいはヴァイキング(viking)という単語に勘違いされることがあるようです。
「Viking」の意味がわからない人は、海外旅行をする前に是非一度画像検索してみてください。
とにかく英語でレストランのことを話す時にはバイキングでは、全く通じないので注意しましょう。
バイキングは「Buffet」もしくは「All-you-can-eat」と言いましょう。
最近は、日本でもビュッフェといった言葉は定着してきているのかもしれません。
ですが、英語での発音は「Buffet(バフェー)」です。
外国のレストランで、ビュッフェと書いてあっても国やお店によって、食べ放題という意味だとは限らないので入店前に必ず確認しましょう。
6.マンション(Mansion)
英語のmansionという言葉に基づいているのですが、日本語のマンションという意味と全く違います。
とても高級な住宅のことを「mansion(マンション)」と言います。
美女と野獣で出てくるお城のような高級な家だったり、何億も持っている大金持ちの大きな家のことを指します。
海外へ行って、マンションに住んでいると言ったらとてもお金持ちだと思われ、おごらせるかもしれないので注意しましょう。
日本でのマンションは、英語で言うと「Apartment(アパートメント)」です。
7.フェミニスト(Feminist)
日本では女性をちやほやしたり、女性を大切にする男性の意味や男性にちやほやされたい女性などを指します。
英語でのフェミニストは歴史的な女性解放運動に基づく言葉で、女性の権利を守って男女平等を非常に大切にする人のこと。
大体女性のことですが、男性のフェミニストもいます。
本来はいい意味で使う言葉ですが、人によって批判的に感じてしまう人もいるので言葉の意味を分からないで「フェミニストだよ!」と言うのは避けた方が良いです。
8.パンク(Punk)
車のタイヤがパンクしたという英語は、一切通じません。
英語圏ではpunk rockなど音楽ジャンルのことだと捉えられる可能性が高いです。
パンクと言いたい時には、しっかり「puncture(パンクチャー)」と言いましょう。
9.ニート(neat)
英語では、日本で通常使っているニートとは全く逆の意味となります。
日本では、働いていないような意味で使いますよね。
英語の「neat」は本来「綺麗・丁寧」などという意味で使う言葉です。
最近は「いいね!」というような意味でも使われます。
英語では綺麗好きという意味もあるので、日本のニートとは全く違いますね。
10.トランプ(Trump)
この言葉の由来は「Trump card」という正式な言い方だと思われるので、完全に間違ってる訳ではありません。
英語圏の「trump card」はトランプの中にある特定の切り札であって、トランプ遊び全体の意味ではないのです。
現代世界にある重要なカードの一部分と言ったら、あの大統領トランプに勘違いされるかもしれません。
海外旅行している時に「Let’s play trump(トランプをしよう)」と言ったら、トランプのかつらが渡される可能性もあります。
トランプをやりたい時には、「Let’s play cards」って言ったら本当のトランプができるでしょう。
もちろん、トランプのものまねをして遊びたい時はトランプでも良いかもしれませんね(笑)
最後に
日本で普段使われている言葉には、このような事実があるなんて、とても不思議で興味深いですよね。
なぜこのようなたくさんの和製英語が生まれたのでしょうか。
カタカナの英語を海外で使うと、外国人には通じない言葉がいくつも存在します。
私自身間違えて使っていたこともありました。通じないだけならまだいいのですが、良くない意味になってしまったら相手に対していい印象を与えません。
カタカナ(和製)英語はちゃんと調べてから使いましょう。