当ブログではアフィリエイト広告を利用しています。

靭帯損傷を早く治す方法|手術の後遺症はある?【体験談】

僕は、過去に靭帯損傷で手術を経験したことがあります。この怪我は、野球によるもので速い打球を捕球した瞬間にブチッという音がしたことから始まりました。

その後、手術を受けて完治したのですが、その間にも多くの苦労がありました。

同様の経験をしている方への参考、アドバイスになれば幸いです。

今回の記事では、靭帯損傷で早く治す方法と手術の後遺症はあるのか?について体験談を紹介します。

スポンサーリンク

靭帯損傷とは

靭帯損傷とは、軽い損傷、部分断裂、完全に切れてしまうという種類があります。痛みは、軽度、重度によって異なります。

一般的には、激しいスポーツや急激な強い動き、交通事故などによって断裂してしまうことがあります。

損傷の箇所は、膝や肘、手首、足首、親指など手指、足指関節のような場所にも起こります。

軽い損傷であれば、手術などはせずに保存療法で症状を経過観察します。

一度断裂してしまうと、自然治癒することはほとんどの確率でありません。ですので手術をするかしないかの選択が迫られます。

靭帯損傷を手術しないで放置するとどうなる?

靭帯損傷を放置してしまうと、将来的に半月板損傷や軟骨損傷を引き起こしてしまいます。

靭帯は、骨と骨をつなぐ役割となっており、関節がぐらついたり、外れてしまうことを防いでくれる大切なものです。

靭帯が切れてしまうと、骨と骨間でぐらつきが生じて軟骨をすり減らしてしまい、炎症を引き起こします。

一例ですが、以下のようなスポーツで靭帯損傷をしてしまう人がいます。

・野球
・サッカー
・スキー
・ラクビー
・相撲
・バスケットボール
・バレーボール
・アメリカンフットボール
など

学校の部活動、野球選手、サッカー、スキー選手など、アスリートで靭帯損傷は起こりうることです。

ただ、痛みには個人差があるため、そのまま練習や試合をこなしてしまう方もいます。

痛みがあっても病院に行かず、そのまま続けてしまうといったケースも少なくありません。

長期的な負荷で炎症部位には、腫れが生じ、慢性的な痛みを伴ってしまいます。

日常生活で常に痛いという症状があったり、重いものを持つのに苦労することも起こります。スポーツ選手であれば、今後のプレイに支障が出てしまったり、最悪の場合スポーツができなくなってしまうほど影響が出てしまう人もいます。

ただ、手術をするということは、大きい選択ですし、費用も発生します。(ただし、学校などの怪我であれば保険が下りる場合があります。必ず担任の先生や保険の先生に相談してみてください。)

そういったことが想定されるので、手術するか、しないかの選択肢を考えなければなりません。

どこの靭帯が損傷した?

ここからは、高校時代のお話をします。

僕は、硬式の高校野球部に所属をしていて、手首の靭帯損傷を経験したことがあります。

それは、バッティング練習時のことでした。

その日は、たまたま野球部のOBが高校に来ていました。大学野球が休みだったので、高校の練習に参加していました。彼は、高校では4番を任されていました。

大学生は、高校生と比較しても体つきが違うので、力強い打球が毎回のように飛んできます。

僕は、セカンドを守っていました。彼が打った打球は、地面スレスレの位置で打球速度の速いライナーが飛んできました。

それをノーバウンドで捕球した瞬間に「ブチッ」という音がしました。

自分では、何が起こったのか分かりませんでした。

野球部は休みがあまりないため、その後も数週間練習に通っており、騙し騙し練習を続けていました。

靭帯損傷では、痛みがあるものの何となく練習ができてしまいます。野球が終わった後には、アイシングをしたりして次の日には、痛みが少し引いていました。

ただ、痛みが一向に治らないので病院で検査を受けることを決めました。

後日病院でMRI検査をすると靭帯損傷でした。2本の靭帯が断裂していたことが判明しました。

MRIを見ると、靭帯がぐちゃぐちゃになっていたようです。

手術をするかについての相談をしたところ、やはり決定は自分自身ということになります。

日常生活に支障がないのであれば、手術をすることは避けたいはずです。

ただ僕は、今後もスポーツをやろうと考えていましたので、手術をするという選択をしました。

靭帯損傷の手術【体験談】

靭帯損傷の手術をすることを決めた僕は、手術日を決めて入院することが決定しました。

手術の数日前に病院に行き、入院の手続きへ。

入院は、相部屋となっているので複数の患者さんと過ごすことになります。過ごすといってもカーテンで仕切られているので、会話をすることはあまりありません。

手術当日

そして、手術当日。初めての経験なので、もちろん怖いです。緊張もしていました。

手術当日は、食事制限がされるため、何も食べられません。

全身麻酔で行われるので、早朝に坐薬を入れることが必須でした。

手術室に入ると、看護師さんが僕の好きな音楽を流してくれていて、少しでも安心できる環境を整えてくれていました。

執刀する医師が入ってくると「大丈夫」と優しく声をかけてくれました。そして、手術が始まりました。

手術は、靭帯を移植するという再建術が行われました。手首の甲の付け根部分に十字に穴が開けられて、そこから移植しました。

全身麻酔をする

いまだに覚えているのが、全身麻酔の瞬間です。

息を吸ってと伝えられ、1回目の呼吸で身体がビリビリするような感覚になりました。2回目の呼吸で意識を失います。それ以降は、もちろん記憶がありません。

手術は、一瞬のようで、目を覚ますと周りには母と母の知人がいました。

全身麻酔から覚めると信じられないくらいぐっすり寝たという感じがしました。

ただ、手術は身体に負担がかかるため、非常にぐったりしいてあまり話せる状態ではありませんでした。その後、そのまま眠ってしまったのを覚えています。

その日は、夜までずっと寝ていたと思います。

手術後は、点滴がされているので食事もしませんでした。

入院生活がはじまる

その後は、2、3週間ほどの入院生活が続きます。

手首には、ギプスが巻かれしっかりと固定されます。

手術後は、シャワーを浴びられませんでした。3日後くらいで看護師さんに手に防水カバーをつけてもらって、手伝ってもらいながらシャワーを浴びられました。

入院生活は、大変でした。突然夜中に強い痛みが出たり、高熱が出てしまうこともありました。

ほとんどベッドの上にいて、ゆっくりしていました。勝手に外出することは禁止なので、看護師さんに伝えて、院内の庭で少し外の空気を吸うことはできました。

痛みなどが落ち着いても暇でした。

病室での過ごし方は、基本的に携帯をいじったりテレビを観ることをしていました。

ギプスの切断と抜糸

2週間くらいしてから、ギプスの切断と抜糸が行われます。

ギプスは、歯のついた電動ノコギリ?グラインダー?のようなもので切断していきます。

ちょっと怖い感じもしますが、ゆっくりやるのでもちろん大丈夫です。

ギプスが外れると、抜糸が始まります。

まずは、傷口がしっかりふさがっているか確認してもらいます。

抜糸は、傷口を開いた場所に糸が止まっているので、それを一本一本切って行く作業です。

糸を抜くたびに、少しだけチクッとする程度で大きな痛みは感じませんでした。すぐに終わります。その後、消毒をしてもらいます。

退院

抜糸が終わると、退院ができます。

靭帯損傷した手首には、サポーターが取り付けられました。

しばらくの間は、あまり動かさないように気をつけていました。

そんなこんなで、長い入院生活でした。

リハビリがスタート

手術後、傷口がしっかり塞がってからリハビリを開始しました。

手首の靭帯損傷だったので、病院に通院することやリハビリステーションに通うこともなく、自分で手首の動きをよくするためのリハビリをすることになります。

いきなり無理をして、野球の練習をしてしまうと靭帯が再び断裂してしまうことがあるので、時間をかけて治していきます。

靭帯を移植するという再建術が行われたため、新たな靭帯は非常に硬い状態でした。

手首は回らないくらい固まっていて、最初の頃はほとんど動かせませんでした。

無理しない程度にゆっくり手首を回していきます。

手首を右回転、左回転を少しずつ行うことで、靭帯に柔軟性が出てきました。

これを毎日、ゆっくり繰り返して元の状態に戻していきます。

靭帯損傷で完治までの期間は?

靭帯損傷からリハビリ含めて、通常であれば完治するまでに6ヶ月ほどかかります。

手首の靭帯損傷は、早ければ3ヶ月、遅くても半年で元の状態まで戻すことができるでしょう。

個人で行うリハビリが多いため、靭帯損傷の完治までには個人差があります。

僕は、完全に治るまでに、半年はかかりませんでしたが、5ヶ月くらいはかかったと思います。

手首側面には、手術跡が白っぽく残っています。

靭帯損傷を早く治す方法

靭帯損傷を早く治す方法は、リハビリの他にも規則正しい生活を行うことも重要です。

次の3点を意識することによって回復を早めることができます。

1.栄養を摂る
2.リハビリを積極的に行う
3.睡眠を十分にとる

それぞれについて説明します。

1.栄養を摂る

靭帯損傷の回復を早める方法として、第一に栄養のある食事をバランス良く摂ることがあげられます。

靭帯の主成分は、コラーゲンとなっています。 コラーゲンを再生させるためには、タンパク質の他にビタミンCや鉄、亜鉛を摂ることが重要です。

タンパク質は、肉類に多く含まれています。鶏ささみ、牛もも肉、豚ロース、卵などが多く含まれます。豚レバーには、タンパク質と鉄分、亜鉛も多く含まれています。

レバニラ炒めなどは、野菜も摂れるのでおすすめです。

ビタミンCは、フルーツや生野菜、緑茶や紅茶、焼き海苔からも多く摂れます。

お茶には、タンニンという成分がコラーゲンの再生に重要な鉄分の吸収を阻害してしまうので、時間をずらして飲むようにしましょう。

2.リハビリを積極的に行う

手術が問題なく成功していれば、少し動かしたくらいで靭帯が切れてしまうことはありません。

ただし、無理をして動かしてしまうとそれは、損傷や断裂の危険性があるので注意してください。

手首を右回し、左回しと、無理しない程度にゆっくり回していきます。

毎日、動きが良くなっていくことが分かるので、やる気にもつながってきます。

時間をかけて行うことによって、移植した靭帯に柔軟性が生まれるので動きが良くなります。

靭帯損傷を早く治すことは、無理をせずにゆっくりリハビリすることです。

3.睡眠をしっかりとる

私たちが眠りにつく間に、脳は大量の成長ホルモンを放出するよう信号を送ります。 ヒト成長ホルモン (HGH)、テストステロン、その他のホルモンは、骨、筋肉、腱、靭帯で損傷したタンパク質を置き換える新しいタンパク質を生成する役割となります。

睡眠は、疲労回復だけでなく内部損傷の治癒にも大きく影響します。

怪我をしていると、痛みがあったり生活リズムが崩れてしまったりします。

外に行けないこともあると思いますので、窓際で太陽をしっかり浴びてセロトニンを活性化させることが睡眠をとる秘訣でしょう。また、お風呂に入れる方は、リラックスできるので睡眠の質を高めることができます。

寝る前のお茶、紅茶、コーヒーといった、カフェイン摂取は避けるようにしてください。

靭帯損傷で手術の後遺症はある?

僕は、靭帯損傷の手術をして後遺症が残っています。

それは、小指の震えと手の痺れ、少しだけ手の回転がしにくいことです。

何度か検査には、行ったのですが後遺症が治ることはありませんでした。

ただ、重度な震えと痺れではないのでそのままにしています。

手の回転がしにくいのは、手首は360度回転するわけではないので、それ以上のリハビリはできません。自分で回せる限界くらいになると腱が逆側に引っ張られる感じがします。こちらに関しては、後遺症とは言えないかもしれません。また、リハビリをもう少し頑張れば改善される可能性はあります。

最後に

今回は、靭帯損傷を早く治す方法と手術の後遺症が残ってしまったことを体験談に基づいた記事を書いてみました。

靭帯損傷によって放置をしてしまいさらに悪化するケースもあります。

できる限り手術は避けたいですが、日常生活やスポーツをして行く上で、手術を迫られてしまう可能性があります。

痛みを感じたらできるだけ早めに病院で検査をして、手術に関しては、医師によく相談して決めてください。

この記事が、同じような経験をされている方に、少しでもお役に立てましたら嬉しいです。

スポンサーリンク

コメントする