当ブログではアフィリエイト広告を利用しています。

xDピクチャーカード生産終了している?購入できる店舗と対応表を解説

xDピクチャーカードは、富士フイルムやOLYMPUS、東芝から販売されていました。

SDカードと同様に、デジタルカメラを使って画像や動画などのファイルを保存するための記録媒体です。

そんなxDピクチャーカードは、すでに生産終了となっています。ただし、一部の店舗では購入できる可能性があります。

今回の記事では、xDピクチャーカードが購入できる店舗やデジタルカメラの対応表を解説していきます。

他のもカメラに便利なアクセサリーも紹介しているので、以下もぜひチェックしてみてください。

カメラ用おすすめの水準器|ネジ付き小型、業務用にも最適

スポンサーリンク

xDピクチャーカードとは?

XDピクチャーカード(xD-Picture Card)は、過去によく使用されていたデジタルカメラなどの家電機器専用メモリーカードです。

富士フイルムとオリンパスは、xD(eXtreme Digital)ピクチャーカードを共同開発し、小型で高速なデータ転送を可能にしました。

最近のデジタルカメラでは、SDカードやmicroSDカードが主流となっており、XDピクチャーカードを使われることはなくなってしまいました。SDカードやmicroSDカードは、日本だけでなく、海外で使われる機器の様々なデバイスで互換性があることから、統一されています。

xDピクチャーカードのラインナップとして、次のようなものがあります。

・スタンダードタイプ(無印)
・Type M
・Type M+
・Type H

メモリーカード表面の容量が記載されている隣には英語の文字(M、M+、H)が表記されていることがあります。その意味は、xDピクチャーカードが持つ機能性に違いがあります。

xDピクチャーカード スタンダードタイプ(無印)

従来の xDピクチャカード。最初に発売されたタイプです。

xDピクチャーカード Type M

大容量に対応しています。

xDピクチャーカード Type M+

1.5倍の高速スピードの書き込みを実現しました。

xDピクチャーカード Type H

従来のカードと比べて、約2~3倍の高速な書き込みに対応しています。ただし、機器によって対応していない場合があります。

こちらのカードは、256MBと512MBまでのカードとなっています。

xDピクチャーカードの用途

xDピクチャーカードは、初期のデジタルカメラや一部のデジタルオーディオプレーヤー、プリンターから読み込んで印刷すること、デジタルフォトフレームに広く使用されました。

特に、OLYMPUSでは、Tough(タフ)シリーズというxDピクチャーカード対応の防水、防塵、耐衝撃対応デジタルカメラが発売されていました。

防水カメラは、非常に用途が広く、耐久性にも優れています。海や川の水辺で利用されることや工場、現場での撮影にも使われます。こういったデジカメを以前から使っている方は、xDピクチャーカードは、必須アイテムとなっています。

xDピクチャーカードの容量

記録できる容量は、最大2GBまでのカードが販売されていました。容量の拡大が進み、xDピクチャーカードM+およびHシリーズが導入されました。

各ブランドとカードの容量は、以下の通りです。

・16MB
・32MB
・64MB
・128MB
・256MB
・512MB
・1GB
・2GB

オンリンパス製のmicroSDカードを挿入することによってxDピクチャーカードとして利用できる変換アダプター(MASD-1)が発売されたことにより、一部のオリンパス製カメラで便利に利用可能となりました。

XDピクチャーカードは、デジタルカメラの進化とともに利用されなくなりましたが、当時の一部のカメラユーザーにとってはなつかしい存在となっています。

xDピクチャーカードのメリット

xDピクチャーカードは、非常に使いやすく耐久性も高いことからメリットもありました。

小さくて軽い

XDピクチャーカードは非常に小さくて軽量です。

そのため、デジタルカメラや他の携帯デバイスに取り付ける際にかさばらず、持ち運びが容易です。

高速データ転送

XDピクチャーカードは高速データ転送が可能です。

写真やビデオの撮影時に、連続撮影やデータの書き込み速度が向上しました。

耐久性が高い

XDピクチャーカードは耐久性が高く、保存したデータがしっかり守られます。

デジタルカメラでの長期間の使用や頻繁なデータの書き込み・削除にも耐えることができました。

FUJIFILMとOLYMPUSの複数デバイスに対応

XDピクチャーカードは、富士フイルムとオリンパスの両方のデジタルカメラで利用可能でした。

これにより、ユーザーは異なるブランドのカメラを使用する際でも、同じメモリーカードを使いまわすことができます。

xDピクチャーカードのデメリット

xDピクチャーカードは、メリットもありますが、デメリットも存在します。

容量の制限

XDピクチャーカードは最大2GBまでの容量に対応しています。

これは、現在販売されているデジタルカメラで撮影される高解像度の写真や長時間のビデオに比べると、容量が非常に制限されています。

現在は、デジタルカメラ、一眼レフ、ミラーレス一眼などに使用されているSDカードやCFカード(コンパクトフラッシュ)が主流となっており、32GB、64GB、128GB、256GB、512GBなどが数多く販売されているます。SDカードの1TBという超大容量の商品が販売されています。

ソニー製のCFexpress Type Aメモリーカードなどは、640GBといった珍しい製品も登場しています。

そういった大容量のメモリーカードが利用できる現在では、容量の上限があるというのは、デメリットとなります。

普及率が低い

xDピクチャーカードは、主に富士フイルムとオリンパスの一部のデジタルカメラで利用されていました。

一般的な普及率が低かったため、他のメモリーカード規格と比較して、市場での選択肢が限られていました。これにより、カードの入手を検討する上で、互換性の面からも利用者は少なかったと言えるでしょう。

値段が高い

販売している会社が少ないことからということと、特に発売開始当初は、価格が非常に高く手に入りづらい状況でした。

SDカードやmicro SDカードは、複数の企業が参入しています。現在、一般的に使用されているブランドは、SanDink(サンディスク)、Transcend(トランセンド)、KIOXIA(キオクシア)、SAMSUNG(サムスン)といったブランドを多く見かけるでしょう。

xDピクチャーカードは、こうした互換品が少ないことからも値段が高い理由の一つです。

対応デバイスが少ない

XDピクチャーカードは、一部の古いコンパクトデジタルカメラやその他の電化製品でしか使用できませんでした。

現在多くのデジタルカメラなどの電化製品は、SDカードやmicroSDカードといったより一般的なメモリーカード規格に対応しています。

Android製スマートフォンやiOS端末、iPhoneにも挿入することはできないので、現在ではさらに用途が限られています。

そのため、XDピクチャーカードを使用する場合、他のデバイスで互換性がないため、メモリーカードの使い回しが不可となっています。

手に入りづらい

XDピクチャーカードは、別の新たな技術やメモリーカード規格の登場により、開発が停止されました。

これにより、xDピクチャーカードを入手すること自体が困難になっています。

8GBに対応した大容量のカードも販売される予定でしたが、発売前に生産完了となってしまっています。今後の破損時の修理や保証サポートも終了しています。

以上がXDピクチャーカードの主なデメリットです。これらの要素を考慮すると、一般的に販売されているメモリーカードの導入を検討することが賢明かもしれません。

xDピクチャーカードが購入できる店舗

xDピクチャーカードは、FUJIFILMとOLYMPUSが販売していたメモリーカードですが、すでに生産終了しています。

過去には、家電量販店やコンビニでいつでも手に入りましたが、今では、新品未開封で入手することは非常に困難になっています。ただ、中古では、意外と出回っているようです。

そこで、何か購入できる店舗がないか探していたところAmazonのマーケットプレイス上では、ごく稀に販売されているようです。

取扱点数は少ないですが、手に入れられるかもしれません。

フジフイルム製のxDピクチャーカード

富士フィルム製のxDピクチャーカードには、他のも2GB、1GB、512MB、256MB、128MB、32MB、16MBというように様々はバリエーションがありました。

オリンパス製のxDピクチャーカード

オリンパスもフジフィルム同様、いろいろな容量の媒体メモリーカードが販売されていました。

OLYMPUS MASD-1 MicroSD対応 変換アダプター

上記の変換アダプターは、microSDカードを挿入して、対応のオリンパス製デジタルカメラで使うことができます。(対応していないカメラに無理に挿入してしまうと故障や破損の恐れがあるので、注意してください。)

ただし、一部のマイクロSDカードには、対応してないこともあります。

詳しくは、オリンパスのホームページをチェックしてください。

OLYMPUS、変換アダプターMASD-1が対応しているカメラ

SP-590UZ、SP-565UZ、μ-9000、μTOUGH-8000、μ-7020、μ-7010、μ-7000、μ TOUGH-6010、μTOUGH-6000、μ-5000、μ-1070、μ1060、μ1050SW、μ1030SW、μ1020、μ850SW、μ-550WP、FE-5010、FE-4010、FE-4000、FE-3010、FE-3000、FE-370、FE-360、FE-46、FE-45、FE-20

おすすめのxDピクチャーカードリーダー

xDピクチャーカードをパソコンで利用するには、メモリーカードリーダーが必要です。

100円ショップなどでも探してみましたが、残念ながらダイソーやキャンドゥなどの100円均では、xD Picture Card対応のカードリーダーは売られていないようです。

ですので、マルチメディア対応、おすすめのカードリーダーを紹介します。

以下がおすすめの製品です。

BUFFALO USB3.0 マルチカードリーダー

こちらのバッファロー製のカードリーダーは、USB 3.0に対応しています。

xDピクチャーカードだけでなく、メモリースティックPro、メモリースティックDuo、メモリースティックPro Duo、メモリースティック, コンパクトフラッシュ、SDカード、microSDカードなど複数の記録メディアの読み取り、書き込みに対応しています。

バスパワーなので、ACアダプター不要です。

ノートパソコンやデスクトップのUSB端子に差し込むだけですぐに使えます。

対応OSのWindows 10 / 8.1 / 7、Mac OS X 10.9以降なので、MacBook ProやMacBook Air、iMacでも使用可能です。

USB Type-Aなので、最新のPCやMacで使う場合には、ハブやUSB-C変換アダプターが必要です。

xDピクチャーカード対応機種一覧

以下のデジタルカメラの型番は、一例となります。

FUJIFILMOLYMPUS
FinePix M603μTOUGH-8000
FinePix Z250fdμTOUGH-6010
FinePix Z200fdμTOUGH-6000
FinePix Z20fdμ-mini DIGITAL S
FinePix Z100fdμ-mini DIGITAL
FinePix Z10fdμTOUGH-6000
FinePix Z5fdμ DIGITAL 800
FinePix Z3μ DIGITAL 600
FinePix Z2μ9000
FinePix Z1μ7020
FinePix F200EXRμ7000
FinePix F60fdμ1200
FinePix F100fdμ1060
FinePix F40fdμ1050SW
FinePix F31fdμ1030SW
FinePix F30μ1020
FinePix F11μ1000
FinePix F10μ850SW
FinePix F480μ830

富士フイルムは通常のコンデジに対して、オリンパスは、タフシリーズといった防水、防塵設計のカメラが多いようです。

オリンパスのデジタルカメラは、xDピクチャーカードに対応しているものが数多くあります。特に、μ(ミュー)の付くカメラが多いです。

xDピクチャーカードの代用は効く?

xDピクチャーカードの代用について、調べてみましたが残念ながら存在しませんでした。

互換品などがあったとしても注意が必要です。

いくつか提案できるとしたら、xDピクチャーカードからSDカードに切り替えることです。

現在のデジタルカメラは、SDカードが主流となっています。xDピクチャーカードは、手に入りづらいですし、長期間使用して破損してしまうと中身のデータも全て消えてしまいます。

現在のデータは、早めにパソコンやポータブルSSDやハードディスクに移行しておきましょう。

新しいカメラに買い替えの検討も

xDピクチャーカードがどうしても手に入らない場合は、新しいカメラの購入の検討することを考えるべきでしょう。

最新のデジタルカメラ、一眼レフ、ミラーレスなど画質の良い機種が数多くでています。RICOH(リコー)やオリンパスで、SDカードが使える防水、防塵、耐衝撃対応、最新機種のデジタルカメラも販売されています。

SDカードもハイスピードに対応しており、読み書きも高速です。

今後、xDピクチャーカードが販売される可能性は、非常に低いことを考えると新たにカメラを買い替えることが良いでしょう。

さいごに

今回の記事では、xDピクチャーカード生産終了しているのかという点と購入できる店舗と対応表について解説しました。

一部ではありますが、まだxDピクチャーカードは手に入れられるようです。

xDピクチャーカード対応のデジタルカメラを愛用している方は、在庫がなくなる前に購入しておくのもいいかもしれませんね。

スポンサーリンク

コメントする