今までになかったような、とても便利なカメラ用の水準器があることをご存知でしょうか?
カメラやビデオカメラで撮影する際、水平を出したい時に水準器は便利です。業務用やプロ仕様にも活用すべきアクセサリーです。
今回は、意外と知られていないカメラ用の小型で軽量のネジ付き水準器を紹介します。
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水準器を購入する理由と重要性
最近では、カメラ自体に水準器が内蔵されていることも多いですね。
ファインダー内に表示させたり液晶モニター上に映すこともできます。
iPhoneでの撮影ですと計測アプリやコンパス機能を使うこともあるでしょう。
ですが、写真や動画撮影でしっかり水平を出したい時には、三脚を使いつつ、デジタルのレベラーではなく、カメラに装着して使う、より精密な水準器が必須です。
一般用途だけでなく業務用カメラやビデオカメラにも便利なアイテムです。
ぜひチェックしていただきたいです。
水準器選び
カメラに付けられる水準器は、ご存知の通りいくつかありますよね。
・ホットシューにつける水準器
・マグネット水準器
・貼り付ける水準器
・ネジ付き水準器
マグネットや貼り付けるタイプは、磁石が付けられない場所であったり、粘着力が弱く、水準器自体を無くしてしまったりということもあります。また、テープを使いカメラボディのメッキや加工などが剥がれてしまうことも考えられます。
ホットシューに使えるタイプの水準器は、一眼レフやミラーレスなどの一般用途としては手軽でしょう。
ですが、ネジがついていないのでリグやカメラケージ、チーズプレート、プロ仕様の業務用カメラというような製品に装着することはできません。
大きめの水準器をカメラに付けてしまうと意外と幅を取ってしまい、その他のカメラアクセサリーを使うことができなくなってしまうというデメリットもあります。
そういったときに、重宝するのがネジ付き水準器です。
おすすめのカメラ用ネジ付き水準器
今回紹介する商品は、『Entaniya(インタニヤ)のネジ付き水準器』です。
小型化されており、使い勝手が良い水準器となっています。
裏面にネジがついているので、ネジ穴があればどこにでも簡単に取り付けることができます。
デザインは、シンプルですがその中にも細部までこだわって開発された製品だと感じました。
ここからは、ネジ付き水準器の商品説明と詳細やレビューを書いてみました。
サイズの豊富なネジ付き水準器
こちらのネジ付き水準器は、6種類のバリエーションがあります。
小型の商品から直径が大きめのものまで用意されています。
直径の種類は、3種類。
ネジのサイズは、2種類。
直径とネジサイズで色々な選び方ができます。
必要としている用途のリグやカメラによって水準器のサイズを選んで装着することができます。
ネジ付き水準器のサイズ一覧
直径 | ネジのサイズ |
14.5mm | 1/4″ |
14.5mm | 3/8″ |
18.5mm | 1/4″ |
18.5mm | 3/8″ |
23.5mm | 1/4″ |
23.5mm | 3/8″ |
ネジ付き水準器のフォルム
以下は、「Entaniya ネジ付き水準器(直径:14.5mm ネジ: 1/4″)」のフォルムです。
上部
底面
側面
カメラに水準器を取り付けた時のサイズ感
実際のカメラにネジ付き水準器を装着して、サイズ感を見ていきましょう。
モデルのカメラは、「ソニーのCinema Line カメラ ILME-FX3」となります。
直径14.5mm
こちらは、ネジ付き水準器のラインナップで一番小さなサイズです。
コンパクトなのでカメラへの収まりも良いです。
直径18.5mm
こちらは、ネジ付き水準器で真ん中のサイズ。
小さいものよりも少し大きくなることで、着脱などの扱いもしやすいです。
直径23.5mm
こちらは、一番大きなサイズです。
大きくなる分、レベル出しするときに確認しやすいですね。
スタジオカメラやシネマカメラなどの相性にも良さそうです。
細かな部分まで工夫された水準器
シンプルな水準器のように思えますが、単純さの中に多くのこだわりが詰まって設計されていました。
簡単に取付と取外し可能
ネジ付き水準器なので、ネジ穴があればどんなカメラにも取り付けができます。
ネジ穴にクルクルと回せば簡単に取り付けができて、取り外しも簡単にできる作りになっています。
グリップ加工
一見、普通の水準器ですが、商品をよく見ると本体の周りが凹凸に削り出されています。
これはカメラ本体やリグのネジ穴に取り付け、取り外す際に手が滑らないように作られています。
赤いマークが消えにくい加工
上の画像は、ネジ付き水準器の表面を拡大した画像です。
水準器の中央には、気泡から水平かどうかの基準を表すために円状に赤いインクで塗られています。
赤丸の部分をよく見ると、単純に印刷されているのではなくプラスチック部分が円状に削られていています。
その溝部分にインクが流し込まれています。
マーカーのようなラインの印刷ですと、擦れや触れることで消えてしまいますが、このように作られていれば赤丸が消えるという心配はないですね。
経年の劣化やスレなどでインクが消えないような工夫がされていました。
本体は完全防水ではないようですが、雨で濡れてしまっても消えないでしょう。
ステンレス使用
裏面ネジの金属パーツ部分は、ステンレスが使われています。
錆びにくく丈夫な作りとなっていますね。汗や水濡れしてしまっても問題なく、長く使えるのもメリットです。
小さいものでも高品質なものを利用されていることが分かります。
リグやカメラケージに簡単取付
上記は、Blackmagic Design(ブラックマジックデザイン)のシネマカメラです。
写真家や映像クリエイター、YouTuberのような方は、リグやカメラケージを活用することもあるでしょう。
今までは水準器を使用したいときに困るのが、ネジ付きの水準器が存在しないことでした。
通常の水準器、「HAKUBA(ハクバ)のレベラー」があります。
使い方はシンプルでホットシューにスライドさせて装着するタイプです。ですが、ネジ穴のあるリグに利用することはできません。
手軽で便利なのですが、対応できない機種もありました。
しかし「Entaniya製のネジ付き水準器」を活用すればどんな場所にも気軽に装着でき、ネジ式なので位置の変更もラクラクです。
業務用カメラにも最適
このネジが付いている水準器は、業務用カメラに最適です。
例えば、下のような「ソニーのCinema Line カメラ ILME-FX3」という法人向けのプロフェッショナルカメラにはボディの上部にネジ穴がインストールされています。
こうした業務用途のSONY製カメラにもクルクルとネジを回すだけで、簡単に装着することができます。
小型なのでカメラ上で幅を取りませんし、他の付属品とアクセサリーの邪魔になりませんね。
最後に
今回は、カメラ用おすすめの水準器「ネジ付き小型、業務用にも最適」の記事を書きました。
今までは、ネジ付きの水準器という商品が存在しませんでした。
この新商品によってネジ穴付きのカメラやビデオカメラに取り付けることが可能になります。リグやケージのような部品を使えばどんなカメラにも取り付けることができますね。
水準器にもつくりが悪いものが存在し、せっかく購入してもレベル出しがうまくいかないこともあるでしょう。
紹介したネジ付き水準器は、とても丈夫な作りです。細部までこだわっているだけでなく、精度の高い製品だと感じられました。
個人使用だけでなく、プロ用途にもおすすめのアイテムと言えるでしょう。