フィンランドのエスポー(Espoo)に住んでいる25歳の女性、エミリアさんはフィンランドの有名なブランドの板チョコを食べた時に、その中から生きているイモムシを発見しました。
エミリアさんは日曜日に、仕事での大変な一週間を終えて、テレビを観ながらリラックスしようとしていたと話しました。2日前にスーパーで購入したダークチョコレートを食べようとすると、中に生きている虫が入っていることに気付きました。
エミリアさんはスマートフォンで虫が入っているチョコレートを撮影をして、動画を観ると、白い芋虫がチョコレートの中に入っていることが分かりました。
フィンランドの文化はすごいなぁと思ったことは、文化や学校の教育でもありました。以下の記事もぜひチェックしてみてください。
フィンランドの学校のルール – ピアスや頭髪がピンクでもOK?
スポンサーリンク
フィンランドの某企業は謝ったが、責任を取らない!?
エミリアさんは次の日にチョコレートを作った会社に電話をしました。大企業の担当者は、本当に申し訳がなく、大変恐縮だと話したそうです。
同担当者によると、このようなことはとても稀なことで、幼虫のシンクイムシだと判断した上で、工場で混入していないと伝えました。
「シンクイムシは、たった2ヶ月間で卵から幼虫に成長しますので、私たちの工場で混入したことはありえない。」と担当者は言いました。
フィンランドの反応
日本でこのようなことがあると、大きな問題となります。マクドナルドの虫混入事件なども大変なことになりました。
しかし、フィンランドは少し違うようです。
エミリアさんの経験についての記事は、とても面白いように書いてあります。
インタビューでの質問の中で、「虫と競ってみなかったの?どっちが早くチョコを食べられるのか?」というようなふざけたコメントもありました。
エミリアさんの反応も、同じようにポジティブです。
「このチョコレートは虫も好きなら、相当美味しいチョコレートですね。これからも食べると思いますよ。」とエミリアさんがコメントしました。
ネット上のコメントも優しい
ネット上のコメントもチョコレートブランドへの批判がないようです。
「こんなことはたまに起きてしまうのは、しょうがないからわざわざニュースで取り上げる必要もない。」というようなコメントがとても多いようです。
「よくあることだし、稀だからどうでもいい。」などという内容も多かったのです。
「サラダなどで毎日虫を食べてるかもしれない。」や「こんなどうでもいいことで、こんな長い記事を書けてすごいわ。」とニュースの記事に対する皮肉的なコメントまでありました。
企業への批判よりも、ニュース機関に連絡した女性への批判が多いと言えます。「ニュースサイトに電話しないで、企業と個人的に相談することだけでよかったのではないか。どうせ何かもらったでしょ?ニュースサイトからもお金を要求して、相当お金好きだな。」という厳しい意見もあったようです。
全体的に、フィンランド人はユーモアや皮肉でいっぱいなコメントが大好きなようです。「虫はタンパク質が高いし、体にいいからいいね!プロテインが高いチョコレートとして売れば?もっと高い値段付けられるかもよ。」というようなすごい発想まで出てきていました。
さいごに
日本では、このような有名企業の食料品に虫が入っていたら、大変なことになりますが、フィンランドでは違うみたいです。
個人的に面白いと思ったのは、有名な企業はほとんど批判されなかったということです。某企業はフィンランドで本当に愛されているという証拠ですね。
当たり前のことですが、虫が混入するということは、ごく稀に起きることだそう。
これからもフィンランドのお土産を安心して買えると思います。