少年野球にはボーイズリーグ、リトルシニア、ポニーリーグに分かれています。
皆さんはどこのリーグに入ればいいのか悩んでいませんか?
そんな悩みを解決して頂けるように各リーグを詳しく説明していきます。
この記事では、少年野球のボーイズ、シニア、ポニーの違いについて解説します。入部するならどれにするのか考えていきましょう。
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ボーイズリーグ
日本少年野球連盟(ボーイズリーグ)のスタートは1970年。
最初はわずか28チームという少ないチーム数での始まりでした。
日本全国のチーム数:
約700チーム以上。(小・中学生の部を合計)
現在では日本全国で、40支部という大規模に成長。
ポニーリーグについて、さらに知りたい方は、以下の記事をチェック。
リトルシニア
1972年、日本リトルシニア協会として発足。
「リトルシニア」とは「リトルリーグのお兄さん」という意味。小学生で、リトルリーグを終えた選手たちが、中学生になっても硬球で野球ができるチームとしてリトルシニアが存在する。
リトルリーグの延長線。小学校の野球時代に軟式野球をやってきた選手が、高校野球の準備として中学野球で硬球を握って練習できる場。
日本全国のチーム数:
計555チーム(2017年4月末現在)
年々チームの数は増加している。
ポニーリーグ
1975年5月5日に創立したポニーリーグは元々野球の本場アメリカのカリフォルニア州ロサンゼルス市でポニーのフィールドデイレクターが日本へポニーリーグを紹介したのが始まり。
日本国内だけではなく、アメリカ、ヨーロッパ、アジア、南米などにも野球チームが存在する。
最近では外国との交流もあり、チームによっては海外遠征や日米練習試合なども行われている。
そもそもポニーリーグのポニー(PONY)とは、Protect(守る)・Our(我々の)・Neighbor’s(近隣の)・Youth(青少年)、「我々の近隣の青少年を守ろう」という意味。
現在では、NをNation’s(国の)に変更し、世界に広まっている。
日本全国のチーム数:
計73チーム(2017年8月末現在)
各リーグ共通点
野球ボール
高校野球や大学野球、社会人野球、プロ野球と同じ硬い硬式ボールの使用。硬球ともいう。(厳密に言えば製造メーカーなどによって多少の誤差はある。)
バット
中学硬式野球用であれば基本的にOKです。
試合
大会や練習試合の多いシーズンになると毎回のように遠征があり、車やマイクロバスなどを利用し、遠い場所にも行くことが多い。
各リーグの注意点
大会やチームによって道具など規定があるので、購入時は確認が必要。
グラブ
各リーグやチームによって細かい規定があるので、チェックが必要。
特に目立った色はダメ。
スパイクとシューズ
これもグラブと同じで色に規定があるので、要注意。
ルールの違い
リーグによって多少ルールの違いがある。
今から紹介する他にも、特殊なルールがあったりするので覚えておこう。
特に特殊なルールがあるのは、ポニーリーグ。
ポニーリーグには、リエントリーというルールがある。
スタメン9人の中で他の選手に交代し、ダッグアウト(ベンチ)に戻ったとしても、もう一度試合に出れるという特殊なルール。打順はそのままで、守備位置は変わってもOK。注意点は、投手に限っては再度投手として守備につくことは不可。
このルールは少しでも多くの選手が試合に出れるようにという配慮あるルール。
他にもポニーリーグは、大会や練習試合では各ベース間の距離が年齢によって違う。
成長に合わせて無駄な怪我をなくすという考えがあるようだ。
ポニーには利点があり、3年間試合に出られないという問題をなくすために、人数が多いチームでは大会に2チーム、3チームの登録ができることから、スタメンに選ばれる可能性が高くなる。
硬式野球のメリット
・中学生から硬球に触れておくと、高校野球に入ってもボールの違いなどに戸惑いなく対応ができる。
・軟式チームとは違い、バットやボールが高校野球と同じで、練習しているうちに筋力がアップする。
・指導者に高校野球経験者が多い。(チームによっては元プロ野球選手も)
・基本的に土日祝日のみが練習の為、平日は時間が作れる。(学習との両立も可。)
硬式野球のデメリット
・試合では遠征など、遠くへの移動が多い。
・体の基盤がしっかりできてない中学生が硬式のボールを使うと怪我が多くなる可能性も。
・会費、グローブ、バットやお揃いのバッグやユニフォームのチームが多く、お金がかかる。
軟式野球のメリット
・地域野球が多く、友人や知り合いが多い為、慣れた環境で野球ができる。
・道具が硬式よりも安い為、お金の節約ができる。
・硬式野球よりも怪我が少ない。
・平日は毎日練習ができる為、チームによっては上達する。
軟式野球のデメリット
・高校野球を始めた時に、硬式のボールは全く感覚が違う為、練習で戸惑うことが多い。
・中学生の時に硬式をやっていた選手と比べて軟式をやっていた選手との差ができてしまう。
・監督やコーチが高校野球を経験したことのない人が多い。
加盟方法
各チームでホームページがあるので、前もって電話やメールで体験希望や入部を考えているという旨を伝えましょう。
最初はいきなり入部ではなく、体験練習をしてから考えることをオススメします。
まとめ
今回の記事では、少年野球のボーイズ、シニア、ポニーの違いと入部するならどれにすべきかについて解説しました。
ボーイズ、シニアリトル、ポニーはものすごく大きな違いはありませんが、細かいルールや規定などによって違いがあります。
実際チームに入る時に一番重要なのは息子さん、娘さんの意見の尊重や各チームの指導者や雰囲気を見ることも重要です。あとは話し合って相談することも大切です。
私も高校野球をやっていたので、もし何かご相談がありましたら分かる範囲ですが、お答えしますよ!
不安がある方や困っていることがありましたら、コメントやお問い合わせからご連絡ください。